中学１年生の国語の授業を見学しました。
「森には魔法つかいがいる」という教科書に載っている説明文の授業でした。
森にいる「魔法つかい」とは何を指しているのでしょうか？とても興味深い内容でした。
読解の授業ですが、iPadのkeynoteを使って２～３人のグループでまとめ、それを先生に説明し、OKが出たグループはワークシートの質問事項についてグループで話し合い、また、それを先生に説明し、OKが出たら各自、答えを記述するという活動でした。
　Keynoteを作成するグループ、先生に説明しているグループ、グループで質問事項の答えを話し合っているグループ、答えを記述するグループと教室内ではいろいろな活動が行われていました。質問に答えたつもりが、そこでもう一度先生から質問され考えるということもあり、どのグループも真剣に説明文の内容を理解し、自分のことばで説明することに取り組んでいました。
　説明文の読解は一人でもできますが、このようにグループで話し合うことで、他の人の意見を聞き、自分の考えも深まることを体験して、最後の記述問題にはとても積極的に取り組んでいる様子が見られました。答えだけではなく、考えるプロセスを大切にし、そのプロセスを仲間と経験することでなかなか目に見えない読解のコツをつかんでいくのではないかと感じました。中学１年生からこのように読解に取り組むことで本当の読解力につながることを期待しています。