ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2024年07月01日(月)
(中学1年生)探究のタネ
『世界がもし100人の村だったら~たべもの編~』という本を使って、世界の食料事情について考えました。世界を100人の村に縮めてみて、都市の人口と村の人口を比べてみたり、1年の間にどのくらい肉をたべるかでグループ分けしてみたりして、その割合について整理しました。ただ文を読んで理解するだけではなく、情報を円グラフにまとめることで視覚的にも理解しやすくなることを実感できた生徒も多くいました。
また、各国の食料自給率を棒グラフで比較したあとに、輸出入にかかわる問題について学びました。生徒たちはその中で、【ヴァーチャルウォーター】という初めて出会う言葉がどういう意味なのか、どんな問題があるのかiPadで意味を調べてみました。ヴァーチャルウォーターとは食料を輸入した国が自分の国でその食料を生産した場合、どのくらいの水が必要になるかを推定した数字のことです。この授業を通して、「何気なく食べているひとつの食べ物にしても、相手国の水をたくさん使っていることが分かった。海外での海水汚染などは関係のない課題ではなく私たちの食生活にも関わっていることだと気づいた」という感想も見られました。