ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2022年11月30日(水)
(中学1年生)総合15
前回、わかめスープの中に含まれるカルシウムと鉄分の量が実際に「たっぷり」なのかどうかについて計算しましたが、今回の授業ではそれらをグラフ化して考えました。わかめスープ1食分に含まれるカルシウムはヒトが一日に摂るべきカルシウム量の約3%で、その量は少ないことが分かりました。
また、食品添加物の含有量についても、ラットの実験の例を読みながら考えました。ある着色料を重量比で2%含むエサを、ラットに90日間食べさせる実験をした結果、ヘモグロビンの低下が認められたので、食品添加物として使用中止か否かについてグループで話し合いました。「90日も食べなければいい」や「違うものを使ったらいい」などの意見がでましたが、ヒトの体重との比率で考えると使用中止にする必要はないとわかりました。
これらの考察を通して、私たちは広告に書かれている%や数字からどのようにして事実を読みとることができるのかを学びました。
私たちの身の回りの食情報とのかかわり方を学ぶ良い機会でした。
【生徒の感想】
宣伝文句や食品のパッケージなどは、消費者(読み手)に「これらは○○に効く」と解釈させることができるけれど、それが実際はどうなのかわからないということが知れました。
計算するのがたいへんでしたが、色んな食品(商品)の宣伝や広告は全てが本当ではないということが分かりました。
買い物をするときに、全てを文字通りに信用するのではなく、少し考えてみる必要があると分かりました。