キャリア教育
キャリア教育
百合学院が取り組むキャリア教育
キャリアの語源は車の車輪の後ろにできる轍です。キャリアというと自分の先にできるように思うかもしれませんが、今まで歩いてきた足跡、そして自分の足下を築き、良き将来を造るということです。これまで百合学院が行ってきたプログラムに加え、今後も様々な出会いの中で見つかる新しいプログラムを取り入れながら在校生徒・教師、そして卒業生が共に成長していけるのが百合学院のキャリア教育です。
探究のタネ(1年生〜3年生)
この取り組みは、大学共通テストで取り入れられる「教科を越えた設問」「グラフや資料を読み解く問題」「より深い思考を必要とする問い」に対応するために高校で行われている、選抜特進コースの「探究」、特進コースの「キャリア」の授業につなげていけるよう、中学の総合の時間を使って行われています。
01 OBENTOプロジェクト(1年生)

生徒にとって身近で大好きなもの「お弁当」。その中身を探っていくと、日本だけでなく、世界と繋がります。また、栄養からは健康に、調理方法からは文化へと繋がり、家庭科・保健体育・理科・社会・数学などなど全ての教科が関係してきます。この深い「お弁当」の世界を、教科を越えて探究します。
<探究テーマ例>- ・私の「理想のお弁当」を英語で紹介しよう(英語)
- ・材料の産地や輸入比率について調べよう(社会・数学・国語)
- ・ロボットにおにぎりを作らせてみよう(英語・プログラミング)
02 データの達人(2年生)

大学新テストでは、今までのセンター試験に比べてより高度な情報処理能力が要求されます。しかし、いきなりグラフを見ても単なる形や数字にしか見えません。しかし、あら不思議、馴れてくるとデータは具体的な姿を現します。このプログラムでは、自分の興味のあるテーマを、データに基づき深めることを目指します。
<探究テーマ例>- ・グラフにするとよく分かる!〜グラフ使い分け術〜
- ・グラフにだまされるな!〜グラフの見方〜
- ・統計グラフコンテスト〜仮説を立てて立証する〜
03 修学旅行を通して平和と文化を考える(3年生)

2018年、世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の舞台であり、日本史の中で重要な役割を果たしてきた長崎。その多面的な歴史と文化を、教科を越えて学習します。ミッション校でしか行けない場所・見ることができない視点を提供することにより、人間的に豊かに成長します。
<探究テーマ例>- ・修学旅行のガイドブックをつくろう!
- ・映像メディアから長崎の歴史を知ろう!
その他
Zstudy(3年間)
Z会の添削教材「Zstudy」。具体的な「食」や「いじめ問題」から、「ものの見方」や「なぜ学ぶのか」といった抽象的なテーマまで、「答えの無い」問に取り組むと同時に、文章力を高めていく教材です。
キャリアガイダンス(2年生)

働く卒業生を囲んで、仕事をするってどんなことか、学生の間に何をしておいた方がいいかなど本音の話を聞きます。
イザ!カエルキャラバン(3年間)

子供たちを対象に、おもちゃの交換会を通して防災の知識を伝える地域貢献プログラム「イザ!カエルキャラバン」。子供たちをお客さんとして迎え、会を運営することで、生徒たちは驚くほど「素敵なゆりっこ」に成長します。