昨日で中間考査が終わり、今日からテストが返却されていきます。さて、その後、生徒たちはどうしているのでしょう？　
学年主任、教務部長も歴任されたある先生に伺うと、「テスト直しノート」を生徒たちは作っていて、もう一度テストを見直し、間違えた箇所をやり直すそうです。その際、「なぜ、その問題、その箇所で間違えたのか」、原因を分析し、出題の意図も理解し、次に同じ間違いをしないようにしていくそうです。数学で言えば単なる計算ミスなのか、考え方が間違っていたのか、考え方はあっていたが途中でうっかりミスをしてしまったのか、使うべき公式等を覚え間違えていたのかなど…自分で見直すことで、確かな学力がついていくことになります。
　では、たくさん間違いのあった生徒の場合はどうでしょう？　模範解答を見て「間違い直し」という「作業」に追われてしまいがちかも知れません。それでも、自分の学力を伸ばすためには、少しでも自分で考える習慣をつけていきたいものです。そして、自分だけではわからないところは、友達や先生にしっかり聞いてわかるようにしておきたいですね。「今」だけのことを考えるのではなく、「これから先、なりたい自分になるために、今をどう過ごすか」を考えて行動していきましょう。「努力は裏切らない」と言われています。